大洲観光のスタートもゴールもこの施設で/大洲まちの駅あさもや

「大洲まちの駅あさもや」が位置する肱南地区は、かつての城下町の風情が色濃く残るエリア。散策の拠点にしたり、観光情報を収集したりと、観光客の多様なニーズに応えてくれる集客交流施設です。市内の観光スポットのパンフレットなどが揃う観光総合案内所や屋外には、テーブルや椅子が用意されており、気軽に休憩できるのも嬉しいポイント。メイン施設の「特産品販売コーナー」には、大洲市や近隣の選りすぐりの名物が並んでいます。

もっちりとした食感と上品な甘さの「志ぐれ」食べ比べ

「志ぐれ」は、大洲藩江戸屋敷の秘宝菓子として生まれ、後に大洲藩内へと伝わったという歴史ある銘菓。小豆と米粉、餅粉を合わせて蒸しあげており、しっかりと感じる小豆の風味が特徴です。市内数店舗で製造していますが、「あさもや」では3つの菓子店の商品を販売しています。「それぞれに味わい深く、個包装の商品もありますからぜひ食べ比べを」と森本築副支配人。あっさり、コクありなどの味の違いも説明してくれるのが嬉しいですね。

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殿様の大好物は、ぷるるんと口のなかで弾む小さなお餅

「志ぐれ」と並ぶ大洲銘菓として名高いのが「月窓餅」。製造元は大洲藩の御用菓子司で、創業から400年という老舗です。「月窓餅」は二代藩主・加藤泰興公が好まれたとされ、泰興公の号「月窓」にちなんで名付けられました。小ぶりな本わらび餅のなかには漉し餡をしのばせてあり、表面には青大豆のきな粉がまぶされています。香ばしいきな粉とぷるるんとしたわらび餅、そして控えめな甘さの餡が絶妙な取り合わせ。ついつい2個目に手が伸びます。

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大洲の味を家庭の食卓で 老舗の蔵が醸す醤油と味噌

大洲市内には味噌・醤油を製造する蔵が2軒あり、いずれも明治時代に創業した老舗です。多彩な商品の中から森本副支配人のおすすめは、2年かけて仕込んだ濃口醤油に麹を掛け合わせ、さらに2年間熟成させた「梶田商店の再仕込み醤油」。アミノ酸が豊富で、濃厚な味わいに仕上がっています。また、大洲市は麦味噌文化の地。「矢野味噌の麦味噌は、裸麦を原料に仕込んだ甘口。野菜たっぷりの味噌汁は最高です」と太鼓判。大洲の味を食卓で再現したいですね。

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水に恵まれた大洲ならでは、丸ごと食べられる川の味わい

清流・肱川の川床には、質の良い苔が生えています。この苔を食べて育った天然鮎は、さまざまな調理法を用いて、市内の料理店で味わうことができます。お土産には甘辛く炊き上げた天女炊き(甘露煮)を。おかずはもちろん、濃厚な味わいは酒のつまみにもぴったり。また肱川の上流で育てられたアマゴの甘露煮は、炭火でじっくりと炙り、番茶で煮てから、醤油や蜂蜜で味付けします。鮎もアマゴも、ご飯と一緒に炊き込みにしてもオツな味わいです。

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大洲旅、まずはここから

観光情報の収集が手軽にできて、特産品の販売所も充実している「大洲まちの駅あさもや」。旅のはじめと終わりに欠かせないスポットの一つです。大洲観光に訪れた際は、まずはこちらに立ち寄ってみては。

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《店舗情報》
■代表者:森本築(副支配人)
■住所:〒795-0012 愛媛県大洲市大洲649-1
■電話番号:0893-24-7011
■営業時間:9:00〜18:00
■定休日:無休
■SNS:https://m.facebook.com/asamoya/?locale2=fi_FI

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