1987年に開業し、創業35年目を迎える「Bar Louis」は大洲の“夜の街”にとって、欠かすことのできない存在の老舗バーです。その客層は幅広く、オープン以来、長年通い続けている方や、2世代に渡って親子で通っているという馴染みのお客様も数多くいらっしゃいます。音楽好きが集う、個性的なバーの魅力を紹介します。
アメリカの空気を感じさせる店づくり
店内に一歩足を踏み入れると、そこはまるでアメリカ。インテリアも、流れる音楽も、そして空気感さえも一瞬で異空間へと誘ってくれます。スマートボールやダーツゲーム、旧式のタバコ自販機やレトロな公衆電話など、タイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。
お客様同士の会話も弾むカウンター席
マスターとの会話を楽しめるカウンター席には、一人でふらっと立ち寄り大洲での夜を満喫する観光客と地元の常連客が、いつの間にかまるで昔からの知り合いのように自然と会話している光景を目にすることも。さりげなく細やかなマスターの心配りで、女性のおひとりさまでも安心して飲める雰囲気も魅力です。
マスターのこだわりが詰まった音楽のラインナップ
音楽好きの大人が集うアメリカンバーとしても人気のこの店は、ブルースやソウルを中心に、耳障りの良い音楽がいつも流れています。マスターがこだわり集めて、所有しているLPレコードの総数はなんと1000枚以上。リクエストすれば、好みの音楽もかけてくれます。
コアなファンにとってはたまらない、ニューオリンズジャズ系のライブが開催されたり、様々なアーティストが訪れている「Bar Louis」。特にトランペット奏者として有名なMITCH率いる「MITCH'S LIL BRASS BAND」のライブは頻繁に行われていました。大洲の街で本物の音楽に触れる機会は貴重で、遠くからわざわざ駆けつけた方もたくさんいらっしゃったとのこと。コロナ禍が落ち着いたら、ライブイベントの復活を熱望しているファンもたくさんいることでしょう。
心地よい音楽とともに幅広いお酒を楽しめる
もちろん主役は、常時200種類以上を取り揃えているお酒。ドライな辛口カクテルから、女性でも飲みやすいスイート系、リキュールベースやフレッシュな果物を使ったバラエティ豊かなカクテルも提供されています。カクテルだけでも50種類ほどメニューに掲載されていますが、アレンジも無限に可能です。「こんな感じのカクテルが飲みたい」と希望を伝えれば、オリジナルカクテルも作ってくれます。
お酒に料理にノンアルカクテルまで網羅したメニューの数々
ここの魅力は、お酒だけではありません。お酒との相性を大切に考えたおつまみや一品料理にも力を入れています。一番人気は、ケイジャンスパイスをバターでソテーした「ブラックチキン」。アメリカ南部ルイジアナ発祥のケイジャン料理は異民族国家が作ったクリエイティブな料理でタバスコなどのホットソースでシーフードやお肉を味わうもので、特にビールとの相性が抜群でやみつきの美味しさです。
ノンアルコールカクテルやジュース、コーヒーなどもあるので、マルゲリータピザやBLTサンドとともに、お酒が飲めないという人がカフェ感覚で遅い時間でも食事を楽しむこともできます。クラシックビーフチリレッドビーンズなど手の込んだ料理も充実しているため、コロナ禍以前より、フードメニューがテイクアウトされることもよくありました。
そのまま飲めるウイスキーやカクテルだけでなく、氷とともにガラスのジャーに入れて持ち帰り、シェークすれば簡単に美味しく飲めるカクテルなどドリンク類のテイクアウトも可能です。
35年愛され続けるマスターのこだわりを体験しよう
「料理はもちろんのこと、空間、音楽、接客、そして何よりも美味しいお酒を提供するのは当たり前」と語るマスター。35年間、それらすべてを欠かすことなく、在り続けてきた「Bar Louis」。そのこだわりを求めてお店を訪れる人はこれからも後を絶たないでしょう。
《店舗情報》
■住所:〒795-0012 愛媛県大洲市大洲608
■電話番号:0893-23-3235
■営業時間:20:00〜3:00
■定休日:火
■HP:https://s492700.gorp.jp