大洲に夢中になれる、地元の人が集う憩いの場/Cafe&Bar 霧隠れ

肱川とその河畔に建つ大洲城を中心に栄えた城下町・大洲には商家や武家屋敷が点在していました。国道56号から1本中に入った肱南地区は古き良き景観や暮らしぶりを残しつつ、レトロな雰囲気漂う古民家が立ち並ぶエリアが現存しています。その中でひときわ人気となっている、古民家をリノベーションした「Cafe&Bar 霧隠れ」の魅力を紹介します。

店舗誕生のきっかけは、西日本豪雨

海外赴任していたサラリーマン時代、大洲の魅力をうまく伝えられなかったというオーナーの宮岡さん。地元大洲の魅力をもっとたくさんの人に知ってもらいたいという想いが芽生え、会社を辞めた後に臥龍山荘で働きながら、古民家維持活動のNPOにも参加していました。

そんな中で直面した西日本豪雨災害。生まれ育った大好きな街に多大なる被害をもたらしましたが、嘆いてばかりいては何も生まれません。すぐさまクラウドファンディングを立ち上げ、2019年にゲストハウス「はたご屋 霧中」をオープン。実家の農園での農業体験などアクティビティもできる「古民家に暮らすように泊まる宿」として人気です。

レトロな雰囲気が漂う歴史的古民家

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ゲストハウス「はたご屋 霧中」は、築140年以上の文房具屋さんだった古民家をリノベーションしました。「高月優商店」の看板もそのままに、壁や家具など残されていたものをうまくリメイクし、そこかしこに味わい深いレトロな雰囲気が漂っています。1F部分はオープン当初、将来独立や開業したい人の足掛かりとなるような場所にしたいということでシェアカフェにしていました。現在はオーナー自ら経営する「Cafe&Bar 霧隠れ」が常設となっています。

大洲観光の名所にすぐ行ける散策のお立ち寄りスポット

大洲の街並みを散策する上で、ランチや休憩で立ち寄るには最高のスポットとなっている「Cafe&Bar 霧隠れ」。国の重要文化財である「臥龍山荘」や明治時代に建てられたハイカラ建築の「おおず赤煉瓦館」、昭和30年代にタイムスリップできる「思い出倉庫」などに歩いて行ける距離にあり、最近話題のキャッスルステイができる「大洲城」もすぐ近くにあります。

旬を取り入れたランチやスイーツを楽しめる

ドリンクをテイクアウトしてから、散策に興じるのもおすすめ。席の一番人気は隣のフロアにある花屋さん「花の日々(はなのひと)」の店内が見渡せるガラス窓がある席で、綺麗な花を眺めながらまったりと過ごせる特等席です。

一番人気は週替わりの「パスタランチ」(ミニサラダとドリンク付きで1100円)。シェフが近くの産直市に出向き、仕入れてきた旬の野菜や食材を使って、その時に一番美味しい状態で提供しています。週替わりランチはお店のInstagramで随時発信されているので、気になる人は是非チェックを。

香り高い珈琲とともに、手作りのオリジナルスコーンやガトーショコラなどのスイーツも楽しめます。最近ではスコーン目当てに来店するお客さんも多く、手土産にたくさん購入して帰る人も多くなったとか。予約すれば取り置きもしてくれます。

季節感と地産地消にこだわった食材えらび

大洲特産の新鮮野菜をトッピングしたピザやチキントマトカレーなど、パスタ以外のメニューも充実しています。季節の果物をピューレにしたサイダーや夏場にはパフェやプリンなどのデザートも登場します。オーナーの実家が農園を経営していて、そこで収穫された無花果を使ったデザートが特に人気。料理もデザートもドリンクも、地産地消にこだわった、季節感たっぷりのメニューも豊富で、人気なポイントの一つです。

大洲をよく知るオーナーとの会話も旅の醍醐味

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日本三大うかいと称される「大洲のうかい」。鵜匠船と客船の屋形船が併走して川下りする「合わせうかい」が夏の風物詩として有名です。実は鵜飼の客船の船頭もしているなど、さまざまな顔を持っているオーナー。

大洲の魅力をあらゆる側面から発信し続けていますので、お店を訪ねた際は大洲のおすすめスポットやレアな楽しみ方も聞いてみるのもいいかも知れません。ゲストハウス宿泊客がいる場合、夜の営業をしていることもありますので、また違った雰囲気のカフェ時間が楽しめます。

《店舗情報》
■代表者:宮岡真吾
■住所:〒795-0012 愛媛県大洲市大洲146
■電話番号:080-8636-6194
■営業時間:11:00〜16:00(L.O.15:00)
※夜は「はたご屋 霧中」に宿泊者がいる日は営業ありで不定休
■定休日:火・水
■Instagram:https://www.instagram.com/hostelmuchuu/

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