愛媛の手仕事が集う長屋の古民家/工芸ROSA

ここ数年、家で過ごす時間を大切に、丁寧に考える人が増えてきたのではないでしょうか。くらしの道具にもちょっとこだわりたい。そんな人々がおとずれる場所が、大洲の城下町にある「工芸ROSA」。愛媛の手仕事にスポットをあてたお店です。

「愛媛の手仕事」に特化したお店が大洲に誕生

松山市にある工芸ギャラリー「ROSA」。「NIPPONIA HOTEL 大洲城下町」に携わったご縁から、一角の長屋への出店が実現しました。「松山のROSAは日本各地の手仕事を集めたお店ですが、いつか愛媛の手仕事に特化したお店を出したいと思っていたんです」と店主の門田真記子さん。内子の木工品や和蝋燭、砥部焼など愛媛の工芸品が集められています。

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地域ならではの工夫が散りばめられた古民家

長屋の古民家は、手仕事のものがしっくり馴染む空間。天井や壁など、残せるところはできる限り残し、往時の面影を踏襲しました。改修時に出てきた大洲の赤煉瓦を床に敷いたり、什器には大洲や内子の木で造作した家具を使用したりと、この地域ならではの工夫が随所に見られます。「手を加えたものがあまり好きではなくて。素朴でシンプルなもの、使いやすいものに惹かれるんです」という門田さん。店内には、普段使いにちょうどいい工芸品が並びます。

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質感や色彩など、一つひとつ表情の異なる砥部焼をセレクト

門田さんのセレクトする砥部焼は、砥部の磁器土を使ったものが中心です。粗土の質感が好きで、白磁でも透き通った白より温かみのある生成りの白を選ぶことが多いそう。取り扱う窯元は、中田窯、池本窯、五松園窯、さつき窯など。池本窯と五松園窯は登り窯で薪をくべて焼く機会があり、そのときの作品を実際に見に行き買い付けています。窯変による偶然の色彩は、まさに唯一無二。運が良ければ、ROSAで出合えるかもしれません。

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創業から200年、6代に渡り灯り続ける内子の和蝋燭

江戸後期から明治にかけて木蝋で栄えた町、内子町。その伝統を守る県下唯一の和蝋燭屋「大森和蝋燭屋」。あたたかみのある和蝋燭の灯りは、内子町出身の門田さんもお気に入りです。創業から200年、6代に渡り受け継がれる和蝋燭は、すべて手仕事。ハゼの実の蝋など自然由来の素材のみを使い、一本一本手間と時間をかけてつくられています。同じく内子町の鍛冶工房「自在鋼房」の燭台とセットで贈り物にも。

木を知り尽くし、木への深い愛情が込められた木工品

内子の道の駅で偶然見つけた、梅岡茂則さんの木工品。内子町大瀬で林業を営む梅岡さんは、山から木を切り出し、自然乾燥をして加工するまでを一貫して行っています。「一つひとつの作品に、木への深い愛情を感じられます」と門田さん。木を知り尽くした梅岡さんが造る木工品は、皿や器、トレーなど使い勝手の良いものばかり。桧や杉、栴檀、くるみ、楠などさまざまな木の味わいを感じられます。

愛媛の伝統工芸品を暮らしに取り入れよう

この茶碗にご飯をよそったらおいしそう。あのお皿にはトーストをのせて、目玉焼きとサラダを添えてモーニングプレートに。そんな想像がふくらむROSAの手仕事の道具。伝統工芸品をより身近に、暮らしに寄り添うものとして取り入れるヒントがきっと見つかるはずです。

《店舗情報》
■代表者:門田真記子
■住所:〒795-0012 愛媛県大洲市大洲391
■電話番号:090-8521-4186
■営業時間:10:00〜17:00
■定休日:月〜木
■SNS:https://www.instagram.com/rosa.matsuyama/

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