城下町で過ごす夏休み。涼を感じる大人時間

この夏は、大洲城下でゆったりと休暇を過ごしてはいかが?名建築を訪れたあとは、暑気払いで話題の甘味を堪能。陽が沈めば、夜空を彩る花火大会や伝統的な神楽といった、この季節ならではの行事も見ものです。
大洲で過ごす夏休みは、水郷らしく涼やかな時間をもたらします。

 おすすめ

  • 盤泉荘(旧松井家住宅)
  • 城下町の甘味
  • 大洲川まつり花火大会・夜神楽見物

新たに開かれた名建築をたずねる

伝統建築に南洋の面影を探して

20217月に一般公開された「盤泉荘(旧松井家住宅)」は、フィリピンでの貿易で財をなした大洲出身の松井兄弟により、大正151926)年に建てられました。肱川随一の景勝地である臥龍や冨士山などを見晴らす高台に位置し、現在は家屋や庭園を見学することができます。

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別荘として建築された盤泉荘は、貿易業を営んだ施主らしく国際性豊かな特徴が随所に見られます。座敷へ続く廊下には南洋材が取り入れられ、当時の日本家屋には珍しいバルコニーや、弟の國五郎のイニシャル「K. M」がデザインされた鬼瓦が使われています。格式ある伝統建築と南洋文化が融合した美しさに触れられるのが、見どころのひとつです。

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 盤泉荘

■住所:〒795-0012 愛媛県大洲市柚木317
■電話番号:0893-23-9156
■営業時間:9:00〜17:00
■定休日:無休
■観覧料:大人550円、中学生以下220円
■ウェブサイト:詳細はこちら


涼を求めて甘味をいただく

汗ばむ季節、散策のあとは火照った体をクールダウンしてくれる冷たいモノをどうぞ。歴史ある街並みが残る肱南地区では、文化的な建物や町屋を生かしたスポットが点在しています。大洲の隆盛を感じながらいただく甘味は、ひと時の休息を特別な時間に変えてくれそうです。

おおず赤煉瓦館「甘味霧中」のかき氷

明治34年(1901年)に銀行として建てられた煉瓦建築。和洋折衷の様式が、レトロモダンな情緒を醸し出しています。本館2階のカフェ「甘味霧中」で人気なのが、季節のフルーツなどを使った色鮮やかなかき氷。ふわふわの氷とフルーティーなシロップが口のなかで優しく広がります。

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おおず赤煉瓦館

■住所:〒795-0012 愛媛県大洲市大洲60
■電話番号:0893-24-1581
■営業時間:9:00〜17:00
■定休日:無休
■SNS:https://www.facebook.com/おおず赤煉瓦館-533527900006820/

特別な中庭で過ごす「葵CAFE」

町屋を改装した店内は、古き良き風情を残す居心地の良い空間。12時~15時限定のテラス席は、通常NIPPONIAホテル大洲城下町の宿泊客しか利用できない中庭にあり、古民家に囲まれた特別なシチュエーションでカフェを楽しめます。青空の下、心が洗われるような時間を過ごしてみては。

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■住所:〒795-0012 愛媛県大洲市大洲392
■電話番号:070-2223-0123
■営業時間:11:30〜16:00
■定休日:火〜木(祝日の場合営業)
■SNS:https://www.instagram.com/aoi.cafe.0123/

静寂に心を委ねる「商舗・廊 村上邸」

江戸末期に建てられた村上邸。大洲ゆかりの逸品や手仕事品が並びます。カフェ利用は、日本庭園を臨む座敷で店主の淹れるコーヒーや甘味をどうぞ。縁側に時折吹くやさしい涼風が、いつのまにか暑さを忘れさせてくれます。

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商舗・廊 村上邸

■住所:〒795-0012 愛媛県大洲市大洲450
■電話番号:0893-57-9771
■営業時間:12:00~18:00
■定休日:月・火
■HP:http://www.murakami-tei.com/


観光客も地元住民も魅了する夏の風物詩

大洲での非日常を締めくくるのは、この時季にしか見物できない夏の夜のひと時。大洲の風土と結びつきの深い行事は、いつの時代も人々の心を惹きつけます。

大洲川まつり花火大会(毎年8月3・4日)

愛媛県内でも最大級の花火大会は、2日間で約4000発の花火が夜空を彩ります。なかでも大洲城をバックに打ち上げられる花火やナイアガラは、見る者の心を魅了する美しさ。屋形船からの観覧や「大洲のうかい」を楽しめ、大輪の花火と厳かなうかいの漁火とのコントラストも見事です。

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大洲川まつり花火大会

■公式ウェブサイト:http://www.oozukankou.jp/event-natu3.html

山鳥坂鎮縄神楽(毎年8月13日)

愛媛県無形民俗文化財に指定されている「山鳥坂鎮縄(しめ)神楽」の夜神楽は、18世紀後半~19世紀初めが起源。舞台では長さ約50メートルの巨大な蛇が山から下りてくる大蛇退治の演目などが披露されます。かがり火が焚かれる厳かな空気のなか、脈々と受け継がれてきた伝統芸能に時の浪漫を感じずにはいられません。

山鳥坂鎮縄神楽

■ウェブサイト:http://www.oozukankou.jp/event-natu3.html#yorukagura


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